石鹸シャンプー『ミヨシ無添加』と『パックスナチュロン』を比較してみました
私は皮膚が弱いため、余計な成分の入っていない石鹸シャンプーの利用が良いのではと考え、もう5年以上、通常のシャンプーではなく石鹸シャンプーとリンスを使っています。
手軽に購入できる石鹸シャンプーとして人気があるのは、『パックスナチュロン 石鹸シャンプー(太陽油脂)』や『ミヨシ 無添加 せっけんシャンプー(ミヨシ石鹸)』が2強のようです。
楽天市場での感想の件数や、@コスメの石鹸シャンプーのクチコミ件数で、この2製品は非常に多いです。
具体的に、成分を見てみます。
上がシャンプー、下がリンスになっています。
まず、『ミヨシ 無添加 せっけんシャンプー』の成分です。
『無添加』という名前のとおり、本当に石鹸成分(シャンプー)とそれを中和させる成分(リンス)のみで構成されています。
次に、『パックスナチュロン 石鹸シャンプー』の成分です。
パックスナチュロンのリンスには、無印良品などでも販売されている、人気のホホバ油が含まれています。
同社の製品には、『パックス 石けんシャンプー』と『パックスナチュロン シャンプー』があります。
この違いは何なのか、公式サイトの『よくある質問』に、次のように書かれていました。
Q.1. パックス石けんシャンプーとパックスナチュロンシャンプーは何が違うのですか。
パックスシャンプーはヤシ油100%から作られたベーシックな石けんシャンプーですが、ナチュロンシャンプーはオレイン酸の多いひまわり油から作られた石けんシャンプーです。皮膚刺激も少なく泡もきめ細かくて、初めての方でも使いやすくなっています。ナチュロンには6種類のハーブエキスを配合し、さわやかな香りが楽しめます。
(引用:http://www.taiyo-yushi.co.jp/soap/faq/faq3.html)
『パックス』と『パックスナチュロン』の違いは、上記のヤシ油とひまわり油の違い以外に、
・シャンプーに、トコフェロール(天然ビタミンE)が含まれている
・リンスに、ホホバ油、キサンタンガムが含まれている
部分です。この3成分は、『パックス』には入っていません。
個人的には、成分に書かれている「香料」というのが気になりました。
製品紹介ページによると、ローズマリー、ラベンダー、ユーカリ、オレンジなどの精油が使われているそうです。
キサンタンガムは、粘り気を出すために化粧品や食品に使われていて、大量に使わない限りは人体への影響は無いと考えられているそうです。
(参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/キサンタンガム)
ところで、ミヨシの石鹸シャンプーに使われている油は何なのでしょうか。
探してみたのですが、信頼性のあるサイトは見つかりませんでした。
ただ、ミヨシ石鹸の公式サイトの洗顔せっけんに、油について書かれている部分がありました。
http://shop-miyoshisoap.jp/campaign/goods/1208_solid/
ミヨシ石鹸では、『無添加 洗顔せっけん』と『素材こだわり泡の洗顔せっけん』が販売されています。
値段の高い『素材こだわり~』ではマカデミアナッツ油とココナッツ油が使われているのに対し、安い『無添加~』では牛脂とパーム核油が使われています。
また、楽天で販売されている、『ミヨシ無添加石鹸シャンプー』のレビューに、電話でメーカーに問い合わせてみたという方のレビューが載っていました。
その方によると、原料がパーム核油だという回答があったそうです。
そのレビューは、以下で確認できます。
(『レビューを見る』から『参考になるレビュー順』で確認できます。)
以上の2つから、『ミヨシ無添加石鹸シャンプー』にはパーム核油が使われていると思われます。
「今まで使っていたシャンプーは色々な成分が入っていたから、とにかく余計な成分が入っていない石鹸シャンプーに替えたい」という方には、『ミヨシ 無添加 せっけんシャンプー』を購入されるのが良いと思います。
それ以外の方、例えば「石鹸シャンプーが良いと聞いたけど、石鹸シャンプーを使った方の色々なレビューを見てみると、自分の髪には合うのか気になる」という方には、ひまわり油が使われていて、香りとしてアロマテラピーで定番の精油が使われている『パックスナチュロン』で始めてみるのがおすすめです。