「ブクペ」書籍の要点まとめサイトが便利
書籍販売サイトや、個人のブログに書かれてある、実際に購入し読んだ人のレビューは確かに役に立ちます。
しかし私は、それを読んで買ってみたところ、思っていたものと違う、と感じることがたまにあります。
そんなときに役に立つサイトが、「ブクペ」です。
このサイトでは、本や書籍の要点がまとめられています。
amazonにも、書籍によっては、「なか見!検索」という本文の一部が見られる機能がありますが、今のところすべての本で見られるわけではありませんし、はじめとおわりのほんの少しを読んだところで、あまり感じ取れる部分がないように思います。
また、レビューでは「サクラ」によって書かれたものも少なからずあります。
ブクペでは、本の内容から抜き取って書かれているため、サクラの介入がしづらいです。
レビューオンリーよりも、こういったサイトを併用することで、サクラを避けやすくなります。
書籍の著作権に関してですが、運営会社の方が、インタビューで次のように語っています。
「ブクペ経由で本が200冊や300冊売れることもあるので、著者や出版社とは仲良くさせてもらっている。そればかりか、著者や出版社からまとめを提供してもらうこともある。これが例えば2年前なら危ないビジネスだったと思うが、今は著者や出版社自体がメディア力を持っていないと本が売れない時代なので、まとめを容認してもらっている部分や、むしろ歓迎されている感じすらある」
ゲームの体験版でも、結構長い時間楽しめるものが多いです。
本当に良いと感じた本であれば、要点を知ってから買うこともありますよね。
今後どうなるかわかりませんが、今のところ、利用者・出版社ともに役に立っているということで、問題とはされていないみたいです。
私が少し気になっているのは、著者や出版社からまとめを提供してもらい、それらを「特別なまとめ」として、一定期間サイトのトップページに表示する、というのが始まった点です。
現在無料で行われているのですが、ここで取り上げられている本が、ただの月間パズル誌で、ありきたりな売り文句しか書かれていなかったりします。
トップページの下部分が、ただただ出版社に都合の良いだけの、宣伝スペースに成り下がっています。
非常に役に立ちそうなコンセプトのもと開設されたサイトなので、ステマのような間違った方向に進むことなく、このまま大きくなっていってほしいサイトです。