ソルティライチを熱中症対策に飲みすぎると危険な気がします

とてもおいしいと評判の、キリンのソルティライチを買って飲んでみました。

へぇ~、ライチが10%も入っているのか!と思って買ってみたのですが、グレープフルーツ・ぶどう・ライチの混合果汁で10%、だったのですね。勘違いしていました。

スポンサーリンク

口の中に含んでいると、ライチの自然な甘みがした後、塩がふわっと広がってきます。
これはいくらでも飲めるくらい、本当においしかったです。
googleの予測変換で、「ソルティライチ うますぎ」と出てくるだけあるな、と思える味でした。

ところで、ソルティライチのCMを見ていると、次のようなナレーションがありました。
(CMは、キリンの公式ホームページ http://www.beverage.co.jp/product/cm/kitchen/s_litchi.html で見られます)

「熱中症対策も、おいしくなくちゃ」

また、CMの終わりの画面には、

「おいしい熱中症対策 ソルティライチ」

の表示が。

そこで、ソルティライチが本当に熱中症対策飲料として良いのか、調べてみました。

まず、スポーツ飲料とソルティライチの100mlあたりのナトリウム量を調べてみました。
以下、成分は、それぞれのメーカーの商品紹介ページからのものです。
また、アクエリアスの成分は、ペットボトルのものです(ペットボトルと缶とで、成分が微妙に違うのだそうです)。

ポカリスエット(大塚製薬) 49㎎
アクエリアス(コカ・コーラ) 40mg
アミノバイタルウォーター(味の素) 46mg

ソルティライチ(キリン) 43mg

また、大塚製薬のホームページには、次のような記載がありました。

水分の組成としては0.1~0.2%の食塩と糖分を含んだものが有効です。
(中略)
ナトリウムが40~80mg(100ml中)入っていれば、0.1~0.2%の食塩水に相当します。

http://www.otsuka.co.jp/health_illness/heatdisorder/care_05/
を引用しました)

このように、ソルティライチは、塩分量が適度に含まれており、そういった部分では熱中症対策に効果的なようです。

今度は、スポーツ飲料とソルティライチの100mlあたりの炭水化物量を調べてみました。

ポカリスエット(大塚製薬) 6.2g
アクエリアス(コカ・コーラ) 4.7g
アミノバイタルウォーター(味の素) 2.4g

ソルティライチ(キリン) 8.7g

スポーツドリンクを大量に飲むことで、砂糖の獲り過ぎによる「ペットボトル症候群」となる危険が問題になっています。

ペットボトル症候群(ペットボトルしょうこうぐん、英:PET bottle syndrome)とは、スポーツドリンク、清涼飲料水などを大量に飲み続けることによっておこる急性の糖尿病である。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ペットボトル症候群 を引用しました。)

上記スポーツドリンクの中でも、ポカリスエットは砂糖がかなり多いような気がしますが、ソルティライチにはポカリスエットよりもさらに多くの砂糖が使われています。

CMで放送されているように、熱中症対策に最適と考えてソルティライチをガブガブ飲むと、気づかないうちに砂糖の獲り過ぎになってしまうのではないでしょうか。
「ソルティライチを製氷皿に入れて氷にして、それをかじる」、のようにほどほどにしておくのが良さそうな気がします。

追記:果汁に含まれている炭水化物量も記載しておきます。
グレープフルーツ・ぶどう・ライチの中で、一番炭水化物が少ないのがグレープフルーツ、多いのがライチです。グレープフルーツ100グラム当たり9.6グラム、ライチ100グラム当たり16.4グラムの炭水化物が含まれています。
そのため、「ソルティライチ100ml当たり8.7gの炭水化物が含まれている」と書きましたが、果汁の炭水化物を引くと、8.7-1.6=7.1グラムになります。
混合の割合は不明ですが、グレープフルーツが一番初めに書かれているので、実際は7.1グラムより多い砂糖が使われているようです。

果物の炭水化物量に関しましては、以下のサイトを参考にさせていただきました。
http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/carb.html

追記:2014年4月8日のリニューアルで、砂糖の量が減るそうです。

スポンサーリンク

こんな記事も読まれています

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ