ベジップスのどこが良いのだろう?と感じてしまった3つの部分

今更ですが、カルビーのベジップスを初めて食べてみました。『さつまいもとかぼちゃ』を買いましたが、原材料には野菜と植物油しか書かれていないのに、野菜の自然な甘みが感じられておいしかったです。ちなみに、じゃがいもとさといもには、食塩も使われているそうです。

ただ、私的にはリピートで買いたいとは思えませんでした。その理由をまとめてみました。

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理由その1:産地

どうしても生産コスト的に仕方のない部分でしょうけれども、例えば玉ねぎは、中国で収穫されたものが使われているそうです。

詳しくは、以下の『カルビー、たった1人で30億円を稼ぐ男』というタイトルの記事に書かれています。
http://toyokeizai.net/articles/-/12555

食品別の自給率が載っている以下のサイトでは、じゃがいもの国内自給率は66%、玉ねぎは78%と、玉ねぎのほうが高い数値になっています。
http://www.foodpanic.com/index2.html

個人的には、国産のジャガイモを使用できている、コイケヤのポテトチップスのように、何とかならなかったのかな、と思ってしまいます。ちなみに、カルビーのポテトチップスは、時期によって米国産のジャガイモも使用されているそうです。

Q 原料のじゃがいもはどこの産地ですか?

A コイケヤでは国内産生じゃがいもを100%使用しています。じゃがいもにも桜前線と同じ様なものがあり、収穫時期にあわせて最良のものを使用しています。一般的に5月末頃からその年に収穫されたじゃがいもを使用し、収穫地も九州から北海道へ向かって北上致します。9月頃からは北海道で収穫されたじゃがいもを使用致します。

(引用:http://koikeya.co.jp/contact/faq.html

Q ポテトチップスの原料になるじゃがいもの産地はどこですか?

A カルビーが国内の工場で生産しているポテトチップスには、国産のじゃがいもと米国産のじゃがいもを使用しています。
米国産じゃがいもは、工場・生産時期を限定して使用しています。
お客様に安心しておいしいポテトチップスをお召し上がりいただけるよう、国産、米国産を問わず厳しい安全基準に合格したもののみを使用しています。

(引用:http://www.calbee.co.jp/soudanshitsu/faq/detail.php?gid=5&mcid=2

理由その2:脂質が多い

私が何も考えずに食べてみて、最初に感じたのが、「あれ?思っていたよりも油っぽいな」ということです。

いろいろな口コミを見ていますと、ベジップスはカロリーが低いからダイエットに良い、と書かれているものがありました。「脂質は直接脂肪になりやすいためダイエットの天敵だ」と考えている私には、ベジップスがダイエット向きだとは思えません。

脂質が体脂肪になりやすいことについては、以前書いた以下の記事を参考にしてください。
私の「油抜き」ダイエット

カルビーのホームページにて、栄養成分表示を見てみますと、確かにエネルギーの数値自体は低くなっています。
http://www.calbee.co.jp/vegips/product.php

栄養成分表示に書かれている、1袋の量・エネルギー・脂質を表にしてみますと、以下のようになります。数値は全てカルビーのホームページより引用しました。
http://www.calbee.co.jp/soudanshitsu/faq/detail.php?gid=122&mcid=2

ベジさつまいも:ベジップス さつまいもとかぼちゃ
ベジ玉ねぎ:ベジップス 玉ねぎ かぼちゃ じゃがいも
ポテチうすしお:ポテトチップス うすしお味
じゃがりこ サラダ味
(全てカルビーの製品です)

ベジさつまいもベジ玉ねぎポテチうすしおじゃがりこサラダ
1袋の量35g30g60g60g
エネルギー192kcal165kcal337kcal298kcal
脂質12.3g10.7g21.6g14.4g

一見ヘルシーと感じられる、素材そのままを使ったベジップス。ところが、1グラム当たりのカロリーは、じゃがりこの方がよっぽど低いのです。

大雑把ですが、ベジップスやポテトチップスは内容量の3分の1が脂質なのに対し、じゃがりこは4分の1に抑えられています。

ベジップス『さつまいもとかぼちゃ』で言えば、「たった35グラムで192kcal」なのです!

私には、中身が少ないからカロリーが低いだけ、のようにしか見えません。じゃがりこを半分だけ食べるほうが、カロリーを控えられます。

あくまで油で揚げているスナック菓子であり、干し野菜ではないので、脂質が含まれるのは仕方のないことですが、私は決して低カロリーではないと思います。

ちなみに、野菜の栄養成分がまとめられている以下のサイトを見てみますと、野菜100グラム当たりに含まれる脂質は、じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、たまねぎ、にんじん全て、0.3グラム以下となっています。
http://www.yasainavi.com/eiyou/eiyouhyou/direction=desc/sort=lipid/level=1
ベジップスはそれだけたくさんの植物油を吸い込んでいるということです。ベジップス1袋あたりに使われている野菜自体は20グラムちょっとだけ、とも言い換えられそうです。

理由その3:内容量が少ない(値段が高い)

記事作成時点の、アマゾンでの販売価格は、以下のようになっています。

ベジップス さつまいもとかぼちゃ 129円

ベジップス 玉ねぎ かぼちゃ じゃがいも 121円

ポテトチップス うすしお味 99円

じゃがりこ サラダ味 118円

(すべて、Amazon.co.jp が販売・発送している12セット入りの1個当たりの価格)
この価格で1グラム当たりの値段に換算してみますと、次のようになります。

ベジさつまいもベジ玉ねぎポテチうすしおじゃがりこサラダ
1グラム当たりの値段3.686…円4.033…円1.65円1.966…円

否定的な理由がこれだけでは言いがかりと言われても仕方がないかもしれません。ですが、1つ目と2つ目に挙げた理由を考慮すると、私はやはり値段が高いと感じてしまいます。

やっぱり私はじゃがりこ派!

私は否定的に書きましたが、ベジップスはすごくおいしくて何度もリピートしてしまうという口コミや、人気で品薄・売り切れになってしまった、ということは実際に食べてみて納得できました。

ただ、油が多く含まれるお菓子をなるべく避けたい私には、評判で聞くほど良い物だとは思えませんでした。また、安全性や値段、ダイエットなどを重視する場合は、これまで挙げてきた点を考えると、私のように「ベジップスはそんなに良い製品かな?」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。

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