mow（モウ）のミルクチョコ味が変わり「アイスクリーム」ではなくなった

このように、今までは全く使われていなかった植物油脂が、原材料の上位に入るようになりました。

その他、成分表に書いてある部分の比較です。

以前のmowミルクチョコ味は、アイスクリームの条件を満たしていたのですが、現在はアイスミルクの条件をギリギリで満たした製品になっています。
パッケージ記載の分類条件は、wikipediaに載っています。

アイスクリーム　乳固形分15%以上（うち､乳脂肪分8%以上）
アイスミルク　乳固形分10%以上（うち､乳脂肪分3%以上）

（http://ja.wikipedia.org/wiki/乳及び乳製品の成分規格等に関する省令　を引用しました）

mowを販売している、森永のホームページ『ニュースリリース』には、今回のリニューアルに関して次のような表記がありました。

今回のリニューアルは風味改良だけでなく、パッケージデザインも、より“品質の良さ”が伝わるデザインに全面リニューアルいたします。

（中略）

通年商材として4品発売しており、一番の売れ筋である「MOW（モウ）　濃厚ミルクバニラ」は、従来品より“ミルクの豊かな風味”を引き立たせました。「MOW（モウ）　ミルクいちご／ミルクチョコ／クリーミーチーズ」も、それぞれの素材が引き立つ味わいに仕上げております。

（http://www.morinagamilk.co.jp/corporate/release/2013/0522_1489.html　を引用しました）

私としては、このミルクチョコ味に関しては、材料費削減による改悪としか思えません。
現在のmowのミルクチョコ味は、植物油脂を足すことで、以前の味に「近づけている」という印象を受けます。

この価格帯の市販アイスで、分類が「アイスクリーム」となっている製品が少なかったので、私はmowをひいきにしてきました。
ただ、このまま「劣化」していく一方であれば、少し内容量が少ないですがミルク以外は『牧場しぼり』に乗り換えた方が良いのかもしれません。
mowは150ml、牧場しぼりは120mlですが、現在販売されているミルク&ストロベリー、クッキー&クリーム、白桃すべて「アイスクリーム」となっています。

森永は、2010年から板チョコレートも中身が変わってしまいました。
以前私が書いたものです。お読みいただけると嬉しいです。

私がロッテの製品を買わない理由

似たようなスタンス（低価格で本格アイスクリーム）で、内容量はmowよりわずかに少なくした『牧場しぼり』をグリコが発売したこともあり、「材料はそのままで中身を減らす」戦術は使いづらいのかな、とも思います。
ただ、mowのミルクチョコ味のパッケージの「アイスミルク」という表記は見たくなかったです・・・。

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