mow(モウ)リニューアル後何が変わった?濃厚ミルクバニラ編
前回、mowのミルクチョコ味の中身が変わってしまったとして、かなり否定的に書きました。
mow(モウ)のミルクチョコ味が変わり「アイスクリーム」ではなくなった
上記で引用した、森永のホームページには、濃厚ミルクバニラは、以前の製品よりもミルクの風味がパワーアップされたことが書かれていました。
そこで、濃厚ミルクバニラ味についても、リニューアル前と後とで比較してまとめてみたいと思います。
原材料は、リニューアル前も後も全く同じ並びで表記されています。
以下は、パッケージに載っている成分表示を比較したものです。
リニューアル前 | リニューアル後 | |
種類別 | アイスクリーム | アイスクリーム |
無脂乳固形分 | 9.0% | 8.0% |
乳脂肪分 | 8.0% | 9.0% |
卵脂肪分 | 0.6% | 0.7% |
原材料は全く同じですが、使用している比率には変化があるようです。
変わったのは、無脂乳固形分が減り乳脂肪分が増えたことと、卵脂肪分が少し増えたことです。
ここで、「無脂乳固形分」と「乳脂肪分」の違いは何なのでしょうか?
良く分からなかったので調べてみました。
両者の味の違いについては、wikipediaの『アイスクリーム』のページに書かれていました。
乳脂肪分が多いと舌触りが滑らかになるが、多すぎると空気を含みにくくなるので硬くなる。無脂乳固形分は乳タンパク質や乳糖、ミネラルなどからなる。味にコクを与え、空気を含みやすくするが、多すぎると乳糖が結晶化してザラザラした食感になってしまう。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/アイスクリーム を引用しました。)
今回のmow濃厚ミルクバニラでは、無脂乳固形分が減り乳脂肪分が増えました。
上記の引用部分で言えば、「コクを減らした分、口当たりをより良くした」ということでしょうか。
他にいろいろ調べてみると、小岩井乳業のホームページ『乳製品まめ百科』が非常に勉強になりました。
「無脂乳固形分」とは、牛乳から水分と脂肪分を除いたもの。たんぱく質、炭水化物、ミネラル、ビタミンなどのことです。
(http://www.koiwaimilk.com/milk_world/w_milk_02.html#01 を引用しました。)
牛乳と言うのは、
牛乳 = 水分 + 乳脂肪分 + 無脂乳固形分
と表現できるそうです。
無脂乳固形分は栄養の塊だと考えれば、低脂肪牛乳は脂肪が少ないけど栄養は豊富だ、という主張も分かりやすいです。
乳脂肪が少ない低脂肪牛乳は、普通の牛乳に比べて味気ないというか、水っぽく感じます。
mow濃厚ミルクバニラは乳脂肪を増やすことで、ミルクの風味をパワーアップさせたようです。
リニューアルにより残念な変化を遂げたmowミルクチョコ味と比べると、濃厚ミルクバニラ味は森永の文面どおりに受け取って良いようです。