適正検査TALを受けてみて感じた注意点や対策

昨年、転職活動をしていたときに、「TAL」という適性検査を受けました。

情報もあまり無いようですので、私が実際に受けてみたときに感じたこと、注意した方が良いなと思ったことを書いておきます。

なお、私はその会社から内定をいただけたため、以下のやり方で「落とされる要因にはならなかった」と考えています。
ですが、受けたのは1回だけですし専門家でもありませんので、あくまで参考までとお考えください。

スポンサーリンク

TALの唯一の参考書

SPIノートの会が書いている本「Webテスト完全突破法」に、TALの詳細が書かれています。

どこかのサイトで、「卵を選ぶ問題は『生卵』を選べ!」という情報が載っていましたが、この本に書かれていた情報を写したものだと思います。

全部で300ページほどある本ですが、このうちTALについて書かれているのは12ページだけです。
受験前は情報量が少なく心配していたのですが、終わってみると「必要十分な量だった」と感じています。

もし本当に入社したい会社がTALを行うのであれば、必ず目を通しておくことを強くおすすめします。

実際の質問パートの出題

上記の本に「質問回答形式のWeb画面」という例が載っていますが、若干違いがありました。
1画面に1つの質問があり、次に進むともう戻れない、という形式です。

こんな手順で進みました。
・7つの選択肢から2つ(選べない場合は1つ)選ぶ
・次の画面に進むというボタンを押す

卵の質問ですが、実際に出題されました。
選択肢もそのままで、生卵が2つある形でしたので、それを選んでおきました。

初見で「なんじゃこりゃ!?」と感じる問題は、この卵の問題以外、『一切』出てきませんでした。
あとは、上記で紹介した本の後半4ページに載っている質問例の「ほとんどそのまま」出題されました。

気になったのは、1,2問ほど、「7つの選択肢のうち、6つはマイナス評価になりそうだな・・・」と感じた問題があったことです。
「選択肢は2つ(選べない場合は1つ)選ぶ」とありますので、1つだけ選べば問題ありません。
なんとしても2つ選ばねば、と頭が固くならないようにしてください。

ほぼ全ての質問が、消去法で明らかにマズイ解答は消せます。
模範解答が選べなくても、それさえ選ばなければ大丈夫だと思います。

図形貼付問題の注意点

質問回答形式の問題が終わった後に、図形貼付問題が始まりました。

本番の前に、図形を試しに3つまで貼付できる練習時間がありました。
特別難しい操作でもないので、事前に心配する必要はありません。

私が実際にやってみて、注意した方が良いと思うことを書いておきます。

1度選んだ図形は元に戻せない

右側の枠(実際に絵を描く枠)に一度置いてしまった図形は、必ず使用しなければなりません。
左側の枠(図形が並んでいる枠)の中であれば、一度持ち上げた図形でも、キャンセルすることができます。

ですので、「この図形ではなく、あっちの図形を使えばよかった」と途中で思ったとしても、一度右枠に置いてしまった図形は変更ができません。

図形を決定する手順は、以下を配置する図形の個数分、繰り返します。
・図形を置く(この時点で、もう他の図形には変更できない)
・図形を回転させたり、配置場所の修正をする
・確定ボタンを押す

確定ボタンを押した時点で、回転させたり移動させることは、もうできなくなります。
後になって、「この図形をもっと上に置けばよかった」と思っても、変更することはできないことに注意してください。

15個目を置いたら強制終了

私がうっかり忘れてしまっていたのが、「10~15個の図形を配置する」ということです。
左枠には18個の図形が並んでいるため、3個は使用することができない図形です。

10個を置いた時点で終了ボタンが押せるのだと思われますが、15個目を置き確定させた時点で強制的に「これで検査を終了します」といった表示とともに、試験が終わりました。

例えば、図形で人間のような形を作ろうと考えたものの、15個までという制限を忘れていて、中途半端な形に終わってしまった、ということのないよう、気を付けてください。

本を読むだけで十分

繰り返しになりますが、「Webテスト完全突破法」の本は読んでおくことを強くおすすめします。
逆に、それさえしておけば、この試験はそれ以外に準備せずに臨んでも全く問題ないはずです。

どうしても気になる方は、本の最後の4ページにある質問例と選択肢まで細かく覚えておくと良いでしょう。
ほとんどそのまま出題された問題が多くありましたので。

TALを行っている会社のサイトにも、「平均14%出現する「不適性者」を見出す」といった表現があることから、SPIノートの会の本を読み、どんな試験か知っておくことができていれば、この適正試験で落とされることはまずないはずです。

TAL試験の概要が本で掴めたら、あとはSPIなどの筆記試験や面接対策に力を入れたほうが効率的です。
ほんと、その程度の試験でしたよ。

スポンサーリンク

こんな記事も読まれています

2 Responses to “適正検査TALを受けてみて感じた注意点や対策”

  1. chopin より:

    今度TALを受けることになるのですが、
    図形貼り付けの採点方法や意図があまりに不明すぎて
    長く調べていたところこちらのブログにたどり着きました。

    とても参考になる情報ありがとうございます。
    一つ教えていただきたいのですが、
    スマイリーを顔にして人を描くとして、貼り付け可能な図形だけで人を作りましたか?それとも元々あった三角形状の形を体に見立てて作りましたでしょうか。
    宜しければ教えていただけると幸いです。

    調べてみると自由度が高いわりには分析時間が5分とのことで、
    おそらく自動で適当に点数が算出されると思われるので、
    落とされない回答を知りたいと思っています。
    何卒宜しくお願い致します。

  2. yuu より:

    chopinさん
    コメントくださり、ありがとうございます。

    私は「元々あった三角形状の形」は山に見えるので、上に台形を乗せて「山」を描きました。
    ですので、メインである私(スマイリー)は、「貼り付け可能な図形だけで」作りました。
    SPIノートの会の書籍に載っていることにだけ注意してその場の流れで作ったので、あまり深く覚えていません。

    受かった人の真似をしてしまおうではなく、ご自身の感性で描かれるのが良いと思いますよ。
    「元々あった三角形状の形を体に見立て」るかたも多いでしょうし、ご自身にとってしっくりくるほうで良いのではないでしょうか。
    どちらにしろ絵画的であることが、「落とされない回答」なのではないでしょうか。

    以下、TALに対する私の個人的な考えです。
    完全に推測なので書こうか迷っていたのですが、この記事を読んでくださっている方もいると分かりましたし、せっかくなので書いてみようと思います。

    後になって思うのは、「絵画を描こうとすれば、自然と図形の塊ができるのでは?」ということです。
    極端ですが、水玉模様のように図形をバラバラに等間隔に並べて、仕事をテーマに表現するのは難しい気がします。
    人の形などを作ろうとすると、図形をいくつか固めて使うはずです。

    受験結果の提供時間から、私も全て自動採点だと思っています。
    TALは脳科学や『統計学』を使っているそうですし、「図形の散らばり具合」が採点の肝になっているのではないでしょうか。

    世の中「いい加減な人」が、想像以上に多いのではないかと思います。
    こういうテストに対し、「なんだこれ、面倒だから適当に並べておけば良いか」で済ませてしまうような。
    そういった方々を、自動採点で排除しようとしているだけな気がしています。

    ただ、自動採点とはいえ、実際に描いた絵は人事担当者に送られるのではないでしょうか。
    その絵を人事の方が見て、「これは人を描いているのだろうな」「色々考えながらテストに臨んだのだな」と分かるような絵にすべきだと思います。

    図形貼付問題に固執するよりむしろ、SPIノートの会の書籍にある質問パートの回答を固めておく方が良いと個人的には思います。
    驚くほど「そのまま」出題されましたので。

    TALについて熱心に調べておられるようですし、chopinさんにとってぜひ入社したい企業なのだろうと思います。
    良い結果が得られるよう、お祈りしています。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ