ビダール苔癬に市販薬を塗って悪化した
以下は、私の経験談です。
私が初めにビダール苔癬の症状が現れたとき(ビダール苔癬など全く知らなかったとき)は、虫刺されと同じように、時間が経てば自然と治っていくものだと考えていました。
ですがなかなか治らず、市販薬を塗ることにしました。
私は20歳でビダール苔癬になるまでは、皮膚病とは全く無縁の生活を送っていました。
そこで塗り薬を買いにいき、オロナイン軟膏を塗ったところ、余計に痒くなり、赤くはれ上がりました。
以下、オロナイン軟膏の効能です。
効能・効果
にきび、吹出物、はたけ、やけど(かるいもの)、ひび、しもやけ、あかぎれ、きず、水虫(じゅくじゅくしていないもの)、たむし、いんきん、しらくも
上記は、大塚製薬の商品紹介ページより引用しました。
http://www.otsuka.co.jp/product/oronain/oronain_h/
このように、皮膚全般のトラブルに効くようでしたので購入しました。
近くの薬局では、オロナインがアロエ軟膏の半額で売られていたので、アロエ軟膏ではなくオロナインを買いました。
ただ明らかに悪化してしまったため、これは良くないなとすぐに気がつき、アロエ軟膏を買いに行きました。
以下、アロエ軟膏の効能です。
ひび、あかぎれ、切りきず、しもやけ、やけど、ぢ、打身
上記は、小林製薬の商品紹介ページより引用しました。
http://www.kobayashi.co.jp/seihin/aroe_n/
私の実家では、引っかき傷などの皮膚のトラブルには、ほとんどアロエ軟膏を塗っていました。
ですが今回のビダール苔癬には全く効きませんでした。
オロナイン軟膏の時ほどの悪化はしませんでしたが、しばらく塗っていても治る気配はありませんでした。
結局、夜中にかゆみで目が覚めるような日が続きましたので、仕方なく近所の皮膚科に通うことになりました。
そこで初めて「ビダール苔癬」という病名を知り、ステロイドを処方されました。
ステロイドは塗りたくないし、なるべく市販薬で治したいとお考えの方は、私のように悪化する場合があるかもしれませんのでご注意ください。
お世話になった医師の方がおっしゃっていたのが、「比較的強めのステロイド(皮膚が隆起してしまっているため)を塗って短期間で治す」ということです。
私が経験を通じて思ったことは、「下手に塗り薬を試さずに病院にいったほうが良い」ということです。