モスキート音が年齢とともに聞こえなくなるのはなぜ?納得しやすい理由

モスキート音は、mosquito(蚊)の羽音から名前を取っています。とても周波数の高い音で、若者にしか聞こえない音、とされています。

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まずは、実際に体験してみてください。以下の動画は、HD2456様がyoutubeにアップロードされている動画です。聞こえない場合でも、イヤホンの特性などで、もともと音が出ていないということもあります。

では、どうして聞こえなくなってしまうのでしょうか?他のサイトでいろいろな説明がなされていますが、私が大学生のときに聴覚関係の教授が話されていた耳の仕組みの説明が一番すっきりすると思いますので、そのことを書いておきます。

ごく簡単に、聴覚の話をしていきます。

ヒトは、年を重ねるにつれて、聞こえる音の周波数の幅が狭くなっていきます。特に周波数の高い音から聞こえにくくなります。祖父母や高齢の方と話をしていて、男性の低い声はすんなり聞こえているのに、女性の高い声は聞き取りづらいらしく何度も聞き返してくる、といった経験がある方もいるのではないでしょうか。

ではなぜ、高い音から聞こえづらくなっていくのでしょうか?

耳は、入り口から、外耳道・鼓膜・耳小骨・蝸牛(うずまき管)と並んでいます。そのうち、音の高さの判断は、蝸牛の中にある「基底膜」の振動で行っています。
この「基底膜」ですが、入ってきた音が、高い周波数の場合は入り口に近い場所が、低い周波数の場合は奥のほうの場所が最も振動します。この振動した位置によって、音の高さの判別をしています。

遊んで泥だらけになって家に帰ってきた子どもをイメージしてみてください。一番汚れるのは風呂場ですが、そこに行くまでの玄関や廊下もちょっと汚れてしまいますよね。

このように、入ってきた音が低い周波数のときでも、入り口に近い高い周波数の担当部分は常に少しずつ消耗してしまいます。工事現場やライブハウスなどで、音が大きくて周波数が低い音にさらされている方が、低い音だけでなく「全体的に」音が聞こえにくくなっていくのはこのためです。

目の健康を考える方に比べて、耳の健康についてよく考える方は少ないのではないでしょうか。ですが、耳を酷使すると、目と同じように消耗していきます。大音量で音楽を聴くなど、耳に良くないことはなるべく避けるべきです。

モスキート音の用途としては、モスキート音を使った『電子式ティーンエイジャー撃退機』を発明したとして、2006年イグノーベル平和賞を受賞しています。また、モスキート音が聞こえるかどうかで年齢を当てる『トシバレール』というおもちゃがエポックから発売されました。

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