南雲吉則医師の若返りの本を読んだ感想
どう考えても50代には見えない、生活習慣の見直しで若返った、とメディアで話題の南雲吉則先生ですが、今日の夜にはテレビ番組(TBS・ジョブチューン)に出演されるようです。
医師・南雲吉則が爆弾発言!究極のアンチエイジング生活にも密着!
http://www.tbs.co.jp/jobtune/
最近書籍が発売されたばかりだから、でしょうかね。
ちなみに、先生が開業されているのは、乳房専門のナグモクリニックだそうです。
私は過去に1冊著書を読みました。
「50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表」というタイトルの本です。
内容は、私がタイトルから受けた印象とは違っていました。
「20代にしておきたい17のこと」といったメンタル面ではなく、医師が論文や研究から導いた健康法といった内容です。
前半は、テロメアという、老化やがんに関わると考えられ始めた、染色体の一部に関する説明が続きます。
テロメア・テロメラーゼの話は、こちらのニュース記事にとても簡潔にまとめられています。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2650051/4725232
本の前半は、失礼ながら、上記の記事の内容を引き伸ばした感が否めません。
途中で読み飛ばそうかと考えたくらいです。
後半は、話題のいわゆる「南雲式健康法」について書かれていました。
前半に、長すぎるくらいテロメアの話が繰り広げられていたためか、説得力を持った健康法になっていたと思います。
個人的には、この後半部分をもっと詳しく知りたいと感じました。
テレビなどのメディアで南雲先生を見て、「何をしたらこんなに若く見えるようになるのだろう?」と気になった方は、南雲先生が話題になるきっかけになった、これらの本を読むことをおすすめします。
途中に出てきたノーベル医学賞の記事に一度目を通して、上記2冊のどちらかをチェックしてみるのが良いと思います。
そして、たくさん出てくる健康法に関しては、よさそうだなと感じたものだけ取り入れていけば良いと思います。
例えば、南雲先生は「ヒトが障害で打てる心拍数には限りがあるため、心拍数の上がるスポーツはしないほうが良い」といわれています。
ですが私は、「スロトレ」などでおなじみの、運動学を専門としている石井直方教授の「トレーニングにより成長ホルモンの分泌を促す。体脂肪の分解促進や、新陳代謝を活発にする作用により、若返りの効果がある」という主張のほうがすんなり受け入れられます。
このように、健康法は自分ができる範囲・やってみたいと思える範囲で取り入れてみるのが一番ではないでしょうか。
少なくとも、南雲先生の健康法を全面的に酷評したりするのは、少し違うような気がします。
タグ:南雲吉則