慢性的な皮膚病の原因はストレスが大きいと感じています
私は、ビダール苔癬という、慢性的にかゆみが続くアトピーのような皮膚病がなかなか良くならず、長い期間悩まされました。医者から言われた通りに処方されたステロイドを塗っても、根治する気配がありませんでした。
そんな私が今はほとんど皮膚病と無縁になれたのは、食事や運動習慣などを見直し、実践したからです。もう数年、病院には行っていません。
それでも、ときどき症状がぶり返すことがあります。「最近ストレスが溜まってイライラしているな」と感じるとき、急にかゆみが出てくるのです。
先日、『9割の病気は自分で治せる』という本を読んでいて、全く同感だと感じた部分がありますので、取り上げてみようと思います。
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この本の著者である岡本裕さんは、自身が医者でありながら、「お金をたくさん遣ってくれる『おいしい患者』になっていませんか?」と提起されている方です。
以下は、第2章『病気の「常識」は「非常識」』の節『アトピーは、根本的な原因を解消しよう』(107ページ)からの引用です。
アトピーに限らず、他の慢性疾患においても共通して言えることですが、慢性的なストレス負荷が、往々にして症状増悪の大きな原因になっています。
また、症状のひどい段階ではステロイドを利用するのもやむをえない、と書かれていました。そして、アトピーに対して食習慣などの生活習慣を見直すのが大切とも挙げられていますが、長く続く皮膚病の原因はやはりストレスが大きいということが書かれています。
根本的な原因を解消するという部分は、まさに私自身が体験して実感していることと同じです。
医者に処方されたステロイドを塗り続けることで、「最初よりはかなりマシ」になりましたが、「完治する」気配はありませんでした。私は生活習慣を見直すことでかなり良くなり、現在でも気をつけていますが、それでも突然かゆみが出てくることがあります。「ストレス」がその大きな引き金となっていることを、はっきりと実感しています。
肉体的なストレスの解消法は、同じ著者のシリーズ本『9割の病気は自分で治せる ストレスとのつき合い方編』が参考になると思います。
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第3章から第6章に渡って、自然のリズム・悪しき習慣、食・運動について、どのようにすればストレス解消につながるか、具体的な方法が書かれています。これらが本全体の半分のページを占めています。
根拠を基にきちんと書かれていますので、安心してオススメできます。目次を読んで気になるところ・できそうなところから、少しずつ取り入れていくのが良いと思います。
今回、「ストレスを解消することが大切」と漠然としたことを書きました。そんなの言われなくても、ストレスが体に悪いことぐらい誰でも分かるよ、と思われるかもしれません。
ですが、私が皮膚病で悩んでいた最初の頃は、ステロイドなどについて調べることくらいで、後は医師の言うとおりに塗ることだけでした。私としては、そういったことを熱心に調べるよりも、自分自身について見直すことのほうが、遥かに有意義なのだと、治った今では強く思います。
治る気配がないため、このままではダメだと気がつき、完治させるために行ってきたことは、以下にまとめていますので参考にしていただければ嬉しいです。
私が悩まされたのは、『ビダール苔癬』という珍しい皮膚病ですので情報は全くありませんでした。仕方がないので、皮膚病(特にアトピー)に関する本をたくさん読み、良さそうだと思ったことを実践しました。そのため、アトピーなど、その他の皮膚病で悩まれている方にも参考になる部分があるのではないかと思います。
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