電気ケトルとガス、お湯を沸かすのはどちらが安いか見直してみました

以前、ケトルとガス代に関することを調べて書きました。
ティファールケトルの電気代とガス代、どちらが安い?
色々計算をしていますと、少し疑問に思うことが出てきましたので、追加で書きたいと思います。

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やかんでのガス料金

「1リットルのお湯を沸かすためのガス代は2円」という根拠は、以下の盛岡ガスのサイトからのものでした。
http://www.morioka-gas.co.jp/question_ryoukin.html

気になるのは、この情報が、いつ更新されたものかが分からないことです。
光熱費は、燃料費の高騰などで変わっていくことがあるからです。

熱量:62.79075MJ(メガジュール)/m3(15,000kcal/m3)のガス料金となっているそうです。
前回のように、2リットルを沸かすと、1248.19(キロジュール)となり、約4円だそうです。

62790.75÷1248.19=50.305442280…
50.305442280…×4=201.221769121…

より、「単位料金が200円の場合」には、1リットルのお湯を沸かすガス代が2円、となります。

そこで、前回参考にしました、盛岡ガスのサイトにあります、「都市ガス13A」のガス料金表を見てみます。
http://www.morioka-gas.co.jp/ippan.html

この表を見てみますと、平成25年7月の調整単位料金は、305.5311円となっています。
すると、これは上記よりも単位料金が100円高くなっているため、1リットルのガス代は3円となってしまうのではないでしょうか。

ちなみに、参考にしたガス料金は都市ガスです。
プロパンガスは都市ガスに比べて2倍近く高い場合もある、といわれています。
都市ガスとプロパンガスの違いに関しては、こちらのサイトに非常に分かりやすく書かれています。
一般社団法人プロパンガス料金消費者協会
http://www.propane-npo.com/home/toshigas.shtml

プロパンガスであれば、上記よりもさらに高くなるのではないかと思います。

ケトルでの電気料金

今度は、電気代について考えてみます。
前回も書きましたが、電気代を1kwh/22円(税込)で計算すると、ティファールのケトルの電気代は、1リットルで2.63円となるそうです。
関西電力のホームページによると、関西電力の従量電灯Aの料金(2013/06/22参照)は、1kWhあたり20.27~30.23円(使用量によって変化)となっています。
http://www.kepco.co.jp/s-ryoukin/kojin/menu/dento_a.html
よって、ご家庭での電気使用量によって、1リットルで2.63円よりも安くなったり高くなったりすることになります。

まとめ

都市ガスも使用量によって単価が上がっていくようですので、上記の状態だと、電気ケトルのほうがお得になる場合が多い、ということになりそうです。

以前の記事で、私自身が、ガスで沸かすのとケトルで沸かすのはどちらが安くなるか知りたかったので調べました。
その際、どこが出所なのか分からない情報は使わないように気をつけました。
そして、電気ケトルを販売しているティファールのホームページと、ガス会社である盛岡ガスのホームページを参考にしました。

電気ポットと電気ケトルの比較のように、電気製品どうしの比較であれば問題なかったのですが、ガスと電気のように「性質の違うもの」の細部の比較をするのは難しいなと痛感しました。
地域差や使用量によっても変わってきますので、正確に知りたい方は直接聞いてみたほうが早いと思います。

よくテレビなどで見る、「オール電化で○○円お得!」のように具体的な数値を出したかったのですが、色々と難しかったです。
「1ヶ月の電気代・ガス代」のように大きく比較するのと違い、「1リットルを沸かす料金」のように細部で比較するのは良くなかったかもしれないなと思っています。

計算等、間違いがありましたらご指摘いただけますと嬉しいです。

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