『北九州予備校(北予備)』授業や講師に関して思ったこと

ネットであまり評判が見られなかったので、北予備に通っていた経験をまとめてみようと思います。厳しい規律のある予備校として話題になる北九州予備校。その面でのお話は他でも良く聞かれますので、私は講義の面で書いてみます。当時は寮生活を送っていましたが、現在大学院生の私の体験談になりますので、今は改善されているのかもしれません。話半分でお読みいただければと思います。

スポンサーリンク

私は高校生のとき、東進衛星予備校の無料体験授業を受けました。数学の石綿先生の『数列』の授業でしたが、あまりの分かりやすさに驚きました。私は普段は数学の成績が10段階で6や7だったのですが、数列の範囲の試験のとき、高校3年間最初で最後の10をとりました。

私が高校卒業までに予備校や塾に通ったのはそのときだけです。中学3年のときに、半年間家庭教師の先生にお世話にはなりましたが。このときの予備校授業の印象が強く残っていたため、私の中で「予備校=授業の質が学校とは別格」というのが無意識にあったように思います。

そのため、「北予備にしよう」と決めるとき、面倒に感じてしまい体験授業は受けませんでした。このときに「念のため」と受けていれば、また違ったことになっていたかもしれません。

私は普通のレベルの公立校の出身なのですが、「この講師は、高校の先生と変わらないのでは?それどころか、高校のときの○○先生のほうが分かりやすかったなぁ・・・」と感じてしまう講師が、少なからず居られました。前に座らないと声が聞こえない、しゃべるのが遅すぎて眠くなる、といった講師もちらほら。頻繁に授業アンケートを書かされていたのですが、それでも全く改善されませんでした。

夏季・冬季講習の受講には追加料金が取られたのですが、そういった先生が担当する授業にはほとんど人が集まらず、部屋には制服を着た何も知らない現役生ばかり、といった光景も見ました。一方で、人気の講師は教室ぶち抜きで授業を行っていました。もし、全体的に講師のレベルが高ければ、このようなことは起こりにくくなるはずですよね。

また、普段の授業のテキストですが、どうも「担当科目の誰かが作ったテキストを、講師みんなが使っている」ようでした。例えば、「物理基礎クラスはA先生が作成、物理上級クラスはB先生が作成」(クラス名は忘れたので適当)したのに、「○○校にはA先生もB先生も来られないので、C先生とD先生が授業をする」といったことになっていたようです。他の予備校もこういうものなのか知らないのですが、「自分なら、こんな問題載せません」などと言ってしまう講師も居られました。

北予備のホームページに載っている講師紹介を見てみたところ、「この講師は・・・」と思っていた方の顔も未だに載っています。特別若い講師だった、というわけでもありませんし、私が通っていたときと今とで講師のレベルが上がったとは考えにくいです。

講師の良し悪しの感じ方には、個人差があるはずですが、私の周りには、「○○先生の授業は内職をして過ごす」という人もいました。北予備は厳しい校風の予備校ですので、合わないなと思う授業にも“出席しなければならない”のです。

一部で、東京などから通って来られる講師もいました。その方々は、わざわざ呼び寄せているだけあってか、比較的レベルの高い講師だったように思います。今では、北予備は東京にも進出したようですが、そういった意味では、東京校では良い授業が安定して受けられるかもしれません。

北予備のホームページを見てみると、現在、「合格実績」や「規律の厳しさ(出席率)」が目立っていますが、「充実の講師陣」のような売り文句は大きく書かれていません。講師紹介のページを見ても、特に煽り文句がありません。

私としては、もっと講師や授業のレベルが上がれば、合格実績の面で最強の予備校になるのではないか、とすら思います。1年間とにかく勉強しました。

あくまで昔に通っていた人間の話です。ただ、予備校の候補として北予備を考えている方は、必ず「体験授業」を受けられることをおすすめします。

追記:似たような内容ですが、講師について肯定的・具体的にもう1記事書きました。

北九州予備校の講師に関して感じたこと(追記)

スポンサーリンク

こんな記事も読まれています

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ