北予備の良い面を知るのに最適な書籍を読んでみました
過去に、北九州予備校(北予備)に通っていた経験から、授業に関して感じたことを書いてきました。
以前、北予備の授業や講師の良い面として、具体的な体験談を書きましたが、独自のシステム的な部分にはあまり触れていませんでした。北予備の特徴的な部分をもっと知りたいという方は、大野芳さんが北予備について書いている本を読んでみてはいかがでしょうか。
![]() | 努力は実る! 驚異の北予備メソッド 大野 芳 講談社 2011-01-21
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![]() | 教育改革 努力は実る 大野 芳 講談社 2006-10-31
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先日近所の本屋に行ったとき、上記2冊が置かれていましたので、立ち読みしてみました。
これから通うことを検討されている方は、出版日が新しい1つ目の本『努力は実る! 驚異の北予備メソッド』をおすすめします。
北予備について深く触れられていましたし、私のサイトに北予備の評判を知りたくて来られる方が最近多いようですので、どちらか1冊購入してみようと考えました。
私は、本の発売日が通っていた時期と近いことから、2つ目の『教育革命 努力は実る』を購入してみました。
中身のほとんどは北予備の独自のシステムを褒める内容になっています。写真では分かりにくいと思いますが、本のタイトルが大きく書かれている右下に、小さい文字で『努力は実る』と書かれています。
この言葉は、北予備のスローガンになっています。試しにグーグルで検索してみたところ、北予備のホームページが一番最初に出てきました。
書籍の第1章は、『大学全入で受験生は楽になるのか』という題名で書かれています。一言で言ってしまえば、「良い大学に行くべきですよ」といった内容です。
そして、その第1章の最後から2段落目。突然、
そのプロ集団が「北九州予備校」です。
という書き出しから始まります。そこから、この本の最後までの大半は、他の予備校に比べて優れている北予備の特徴について書かれています。
読む際に注意すべきことは、著者の大野さんは、北予備に対して非常に好感を持っておられる部分です。
全国の予備校を30年以上に渡って取材し、素晴らしいと思ったのが北予備だそうです。他の予備校に比べて圧倒的に良いという考えのようですので、書かれていることを疑いつつ読むべきです。
私が読んだ限りでは、正反対の“印象”を持った部分はありますが、システム面で「その情報は間違えているのでは?」と感じる部分はありませんでした。
例えば、「『寮から逃げ出さないように有刺鉄線を張り巡らされ・・・』などの誹謗中傷の作り話が持ち上がる」といった内容が本にも書かれていますが、私もこういったシステム面での作り話が、インターネット上などで取り上げられている部分もあると思います。
印象の違いというのは、例えば以前にも書きましたが、講師の部分です。熱心な先生が多いのは確かですが、授業の質が物足りないと思うことが多々ありました。
北予備は、たった1度の授業サボりも許されない、厳しい予備校です。必修授業には当然のように全て出席しなければいけません。ですが、もし授業の質が低ければ、合格のためには逆効果ですよね。
そのため、北予備を選ぶ際には、他の予備校以上に講師の質についてよく考えるべきだと思います。
話が逸れましたが、著者の大野さんは、北予備のシステムについてよく調べられていると思います。実際にどのような良い特徴があるのかを知るには、おすすめできる本です。
勉強づくしの1年間はとても長く感じます。私の周りには、どうしても北予備には合わず、途中でやめていった人もいました。
予備校に入学してまだ1ヶ月にも満たない段階で、2人予備校を去っていきました。1人は寮生として数十万円支払っている人でした。それでも「北予備で1年間やっていくのは無理だ」と感じてしまったのでしょう。
代ゼミや河合などの大手には、合わない・なじめないから辞めるという人はほとんどいないと思いますが、北予備は特色がある分、十分検討してから決めることをおすすめします。
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