親御さんに読んで頂きたい、私が少人数の小学校に通って辛かった思い出 まとめ

少しでも多く伝われば良いなと思った結果、かなり長くなってしまいました。
まとめとしまして、少人数の学校を検討されている方に、考えてみて欲しいことを箇条書きしてみます。
以下の番号は、その1その2の記事中の番号と、大まかに対応しています。

スポンサーリンク

1.良くも悪くも、少人数学校ほど、校風や先生の指導方針が反映されやすい。

2.「少人数の学校は一人ひとりの生徒に先生の目が届く」には疑問。子どもたちは想像以上に賢く、大人たちは裏側までは見ることができていなかった。

3.少人数学校は、主体性や自主性が、むしろ押さえつけられる可能性がある。少人数だからできないことがたくさんある。

4.親の社会・関係性を当てにしない。子どもの社会は大きく異なるかもしれない。

5.学校の先生が少ない分、たった1人の先生が入れ替わるなどのちょっとしたことで歯車が崩れるかもしれない(生徒の転入出にも言えることかもしれません)。

6.少人数の学校は狭い世界で逃げ道がない。上級生が「良いお兄ちゃん」か「先輩」かどうかでも天国か地獄か180度変わってくる。

7.私が少人数の学校で良かったと感じたことは、授業の雰囲気”のみ”です。

小さい学校にも、メリットはたくさんあると思います。
ただ、実際に通った私が良かったと感じたことは、これまで書いてきたようにほとんどありません。

これはあくまで私の体験談・感想です。「私の周りは違う。いい加減なことを言うな」などと言われても、何も回答できません。全て私が体験し感じた事実ですので。

ここまで書いてきたことは、あくまでこういった例もあるよ、程度に考えていただければ幸いです。

少人数でも大人数でも、色々なメリットやデメリットがあると思います。
ただ、私が思っているのは、少人数の学校に放り込まれることは「賭け」だということ。リスクも非常に大きいということです。

小規模の学校に通って・通わせてよかった。そういう方々もたくさんおられるはずですし、私はうらやましいです。

たまに、小さな小学校が廃校前に何かしよう、などのドキュメンタリー番組がありますよね。
そこでは、高学年の生徒が後輩を大切にかわいがっている様子が映し出されます。
そういった姿を見ていると、「この上級生の子はしっかりした良いお兄ちゃんだな。人数の少ない小学校に通うことで社会性が自然と身に付いたのかな。」と感じます。

私の場合、たしかに社会性が付きました。
元気いっぱいで走り回っていた私は面影すらなく、周りの人の様子を伺い空気を読むようになりました。

デメリットばかり述べましたが、「人に恵まれていれば」性格に良い影響を与えたかもしれません。

また、いじめがあったといっても、思い返すと比較的静かなものだったかもしれません。
ただ、狭い部屋の閉塞感のように、小さな学校でのいじめは息ができない苦しさがあるように感じました。

小さい頃のことを思い返したとき、私はこの少人数の小学校で過ごした日々のことで、いつも心に引っかかりを感じます。

「もし引越しせずに前の普通規模の小学校に通えていたら」。ひょうきんで周りをいつも笑わせていた性格も大きく変わり、大人の目を伺いながら過ごすようになりました。

色々書いてきましたが、少人数の学校が良い作用をもたらすかどうかは、そこにいる人間次第、それに尽きると思います。

少人数の学校へ転校させようと考えている親御さんには、お子様には「逃げ道」を用意しておくこと、自分たち大人の目線ではなく子どもの目線を信じることなど、まとめとして枠で囲んだ部分を考えていただけると、思い出して色々書いてみた甲斐があるなと嬉しく思います。

スポンサーリンク

こんな記事も読まれています

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ